みなさん、こんにちは☺️
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!
歯の根の治療を受ける時に、
ゴムのシートをお口に被せて治療したことがある方は
いらっしゃいますか?
この処置を「ラバーダム」と言います。
歯が留め金で挟まれるのが気になる、
歯ぐきにシートが食い込んで痛い、
息苦しい、などといった理由から苦手な方も多いかもしれません😭
しかし!!
この、ラバーダムは治療を成功させる上でも
とても大切な前準備なのです!!
根の治療では、
治療している歯への唾液の流入を防ぐことが大切です。
歯の根の治療は
「細菌を根管の中から可能な限り取り除くこと」です。
細菌が根管内の神経に感染を起こし、
根の先に膿ができることで、
強い痛みが生じます。
感染を止め、痛みをとるためには、
細菌感染により死んだ神経を除去し、
汚染された根管を洗浄・消毒・充填・封鎖しなくてはなりません。
そのため、
この治療の際、ほかのところから
細菌が根管内に入ってきてしまうと、
治療の成功率が下がってしまいます。
細菌が入ってくる一番の原因が唾液です。
根管を掃除しているときや、
根管を充填しているときにまわりの唾液で濡れたら、
根管内が細菌で新たに汚染されてしまいます。
そうした事態を防いでくれるのがラバーダムシートの役割です。
●ラバーダムシート
①ゴムのシートに穴を開けてクランプ(留め金)を通します。
②クランプごとシートをお口に被せ、
治療する歯を穴に通します。
③クランプで歯を挟んでシートを固定し、
デンタルフロス等でシートを歯ぐきの溝に入れ込みます。
根の治療だけでなく、
詰め物(コンポジットレジン)を詰めたり、
被せ物を接着するセメントを塗る時など
唾液が侵入してしまうと
歯と効率よく接着しない治療のときには
ラバーダムが使用されます。
そのほかにも、
削りかすなどの異物の誤嚥を防いだり、
治療する歯以外がゴムのシートで覆われることによって、
治療する部位が見やすくなる、
患者さんの息でミラーがくもらなくなるなど
治療がスムーズになるメリットがあります。
ラバーダムシートは慣れないうちは
窮屈に感じることがありますが、
治療を成功させるためには
とても大事なことなので、ぜひ協力していただけると嬉しいです!🥺
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、
歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。
お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。
半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック
475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236
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