みなさん、こんにちは😃
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!
みなさん、
「酸蝕症(さんしょくしょう)」ってご存知ですか?
近年、健康のために酢を毎日飲んでいる!という方が
増えているように感じます。
体の健康には酢はとっても良いものかもしれませんが、
実はお口の中は危険な状況になってしまうのです😂
●酸蝕症
酸性の飲食物を摂取したり、
繰り返し触れることによって
むし歯と同様に、歯が溶けてしまうこと
酸性とアルカリ生を表す単位をpHと言います。
歯が酸によって溶け出すのはpH5.5で、
値が小さくなるほど酸性度が強くなります。
しかし、酸の摂取をやめると
唾液の中和作用により
再石灰化反応を起こし、再び元に戻ります🦷
酸性のものというと、
酢、柑橘類、炭酸飲料が例に挙げられます。
コーラのような炭酸飲料はpH2.2といわれ、
とても酸性度が強いです。
普通に飲む分には、酸蝕症にはなりませんが、
長時間ダラダラ飲んでしまったり
習慣的に飲んでしまうと、とてもリスクが高くなります。
ダラダラ摂取することで、
再石灰化を行うことができず、溶け続けてしまいます。
また、食品の中に、
酸だけでなく、糖分がたくさん入っているものは
むし歯菌も活動してしまうので、
余計に歯にダメージを与えてしまいます😭
●酸蝕症になった歯の特徴
・歯がしみやすくなる
・歯全体が丸みを帯びる
・エナメル質が濁って見えたり、内部の象牙質が透けて見える
・歯ぐきとの境目に、エナメル質が残存している
・前歯の表面が平滑で、すべすべしていてつやがある
・前歯の先端部分が透けていて、ヒビが入ったり欠けてざらつく
・奥歯のすり減りが酸蝕で加速して深い穴や凹みがある
●むし歯との違いは?
むし歯はむし歯菌の出す酸によって歯が溶けます。
プラークが溜まった場所から局部的に起きます。
酸蝕症は、酸性の飲食物などが原因のため、
酸に触れた歯面すべてで生じるので広範囲です。
酸性の強いものを摂取した直後は
エナメル質が柔らかくなっています。
再石灰化がおこる前に強く歯磨きをしてしまうと、
柔らかくなったエナメル質を削ってしまいます。
摂取した後は、
水でうがいをすると良いでしょう!
口の中が中性に戻ったら歯磨きしてみましょう!
酢の摂取が悪いわけではなく、
以上のことに気をつけて摂取してみてください!
また、飲食物のみならず、
酸性の薬剤の服用や、胃酸の逆流も
酸蝕症の原因にもなります。
気になる方は一度お尋ねください!👌
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、
歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。
お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。
半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック
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