みなさん、こんにちは🌞
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックです!
今回は歯周病についてお話ししていきます。
最近は、むし歯と同様に
歯周病についても知られるようになってきました。
歯科に携わる私たちとしてはとても嬉しいことです!!🥰
●歯周病の原因
歯磨きの回数が少なかったり、
十分に磨けていない状態が続くと、
歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)が出来てバイオフィルム(歯垢)が溜まります。
これが歯周病の原因です🦠
バイオフィルムの中の細菌により歯ぐきに炎症が起き、
進行するとだんだん歯周ポケットが深くなっていきます。
それにより歯ぐきが腫れたり、歯を支える骨が溶けていきます。
これが歯周病です。
●歯周病菌の住処「バイオフィルム」とは?
バイオフィルムは、いろいろな細菌の集合体です。
細菌の一つ一つは弱いので、そのままだと体の免疫細胞に取り込まれたり、
歯磨きで簡単に消えてしまいます。
寄り集まって大きくなることで、身を守っているのです。
また、歯周病菌は嫌気性菌と言って酸素が苦手なため、
少しでも酸素の薄いところへ行こうと歯ぐきを掘り進めてしまいます。
そして、歯肉溝滲出液(しにくこうさんしゅつえき)や
血液の中にあるたんぱく質や鉄分を栄養源とし、大きくなります。
歯周ポケットが深くなるほど、
歯ブラシや唾液が届かなくなってバイオフィルムが成長し、
歯周病菌にとって暮らしやすい環境になっていきます。。。
●歯周病菌の種類
バイオフィルムを構成している歯周病菌は1種類だけではありません。
主な菌は「Pg菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)」と言って、
歯周病菌のうち最も病原性の高い菌です。
次に病原性が高いのは
「トレポネーマ・デンティコラ」と「タネレラ・フォーサイシア」という菌です。
この3種類が全体の1割弱で、
後は仲介菌となる「フソバクテリウム」と7~8割の日和見菌、
1~2割の善玉菌によって構成されています。
●Pg菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)の恐ろしさ
歯周病菌にもいろいろありますが、その中でも1番怖いのがPg菌です。
他の菌にはない力があり、たんぱく質を分解し、毒素を合成し、
血液中の鉄や血清を食べて力をつけます。
また、歯周病になった歯ぐきの傷口から体内に入り込むことができます。
Pg菌は血流に乗って全身に運ばれ、
心臓や脳に住み着き様々な病気の要因となります。
さらに、最近では認知症にも歯周病菌が関係すると言われています。
●歯周病になりやすい人と予防法
歯周病は不健康な人ほどなりやすいのが特徴です😭
生活習慣病とも関わりがあります。
具体的には、お酒やタバコが好きで肥満体型の人です。
お酒やタバコは口の中の粘膜を弱くするので歯ぐきが弱くなりますし、
肥満は体に炎症を起こすので細菌が働きやすくなります。
予防をするには健康な生活を心がけること、
毎日しっかりお口のケアをすること、
歯科医院での定期的な受診が大切です。
全身の健康を守るために定期検診に通いましょう🏥
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、
歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。
お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。
半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック
475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236
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