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子どもの乳歯が早く抜けちゃった!!〜低ホスファターゼ症〜

みなさん、こんにちは🥰

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックです!

 

子どもはまず乳歯が生えてきて、

その後永久歯に生え変わります。

乳歯は個人差がありますが生後6ヶ月ごろ、前歯から生えはじめます。

2歳半ごろには奥歯(第二乳臼歯)が生えて20本の乳歯が生え揃います🦷

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その後、6歳頃から奥歯(第一大臼歯)が生え始め永久歯の萌出が始まります。

6~12歳が生えかわりの時期とされます!

 

しかし。。。。

それよりもはやく乳歯が抜けてしまうことがあります。

 

●低ホスファターゼ症

骨や歯を作るのに欠かせない

アルカリホスタファーゼという酵素が不足して起きる病気です。

原因は遺伝子が変異して起こります。

それがお子さんに受け継がれて発症する遺伝性のものです。

症状は骨や歯の成長が不十分になって骨折しやすかったり、

歯が抜けやすくなったり、難病指定を受けている進行性の病気です。

 

●低ホスファターゼ症の軽症型に注意!

低ホスファターゼ症には症状のバリエーションがあります。

重症型のお子さんの場合は、

胎児の頃から診断がつくので優良なお薬で酵素の補充治療を開始します。

ですが、軽症型の場合、からだの骨にはほとんど問題が見られず、

『この子は骨折しやすいなあ』

『からだが小さいなあ』

『歯が弱いなあ』

と親御さんが気がかりに思いながらも病気とは気づかず見逃されたまま、

成長してから影響が出てくるケースが見受けられます。

そんな軽症型の低ホスファターゼ症の早期発見に役立つのが

実は歯医者への受診なんです!!👨‍⚕️

 

●軽症型の低ホスファターゼ症のお子さまに起きやすい特徴

・4歳になる前に乳歯の前歯が抜けた。

・抜けた乳歯に根っこがある。

(正常は永久歯が下から乳歯を突き上げていくので乳歯の根っこはなくなっていきます)

・抜けた歯の周りもグラグラしている。

・小さなお子さまに深い歯周ポケットがある。

(永久歯の脱落も現在の報告はとても少ないですがあります。

 なので経過観察も重要です。)

こういった症状をお持ちのお子さまがいましたら

ぜひ歯医者を受診してみてください!

(早い段階で乳歯が抜けた場合は念のため抜けた歯を持って歯医者を受診してください。)

 

●乳歯の早期脱落を防ぐには?

1番は清潔を心がけましょう。

定期的に歯医者でクリーニングを行い、

歯周ポケットの中に歯垢が溜まって歯茎に炎症が起きないようにし

歯を支える骨の減少を防ぎます。

また抜けてしまった場合は入れ歯を使うことで噛み合わせを維持し、

残っている乳歯に噛む力が集中しないように守っていきます。

現状ではこの方法しかありませんが、

現在信頼性の高い再生材料がありますので、

それを応用して歯の周りの組織を回復させ、

乳歯の早期脱落を防ぐための治療法を確立できるのではないかと考えられています。

お口の中の状態は個人差があり、それぞれに違うので

一概にはお話しできませんが、

気になるかたはぜひお近くの歯医者を受診してみてください!!

 

酵素の補充療法では全身的な治療はできても

一度抜けてしまった歯は元には戻せません。

ですからそうなる前に早期発見し治療を開始しするのが

とても重要になります👍

 

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、

歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。

お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。

半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック

475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236

0569–25-0018

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