みなさん、こんにちは🥰
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です。
今回は《離乳完了期 かじりとり期12~18ヶ月頃》
手づかみで食べる時期についてお話ししていきます!👶🏻
●身体的機能、運動発達
12ヶ月頃 ・つたい歩きができる
13ヶ月頃 ・自己主張が強くなる
14ヶ月頃 ・小さい物(ボタンなど)を指先で持てるようになる
・スイッチやドアノブをいじる
●食べる、飲み込む機能の発達
~自食期~
12ヶ月頃 ・手づかみ食べをする
・介助でコップから飲める
15ヶ月頃 ・自分でコップを持ち、飲み始めるようになる
●歯と口の状態
・8本生えてくる(1歳頃)
●離乳の形態
12ヶ月頃 ・離乳完了
歯ぐきでつぶせるかたさ(目安:肉だんごぐらい)
●食べ方、飲み方支援
・食べ物を自分の手で持ち、一口量かじり取る練習をさせます。
(例:加熱調理した野菜の薄切り、スティック状にした物、おにぎりなど)
・一口量を覚える時期であるので、見守りながら積極的に
手づかみ食べをさせます。
・上下の奥歯が生えておらずかみ合っていない場合は、
丸飲みしてしまうため、かたいものは避けます。
・手づかみ食べは、食具(食器)を使う前段階(いわゆる目と口の協調運動の習熟)
としても重要であるため、保護者が付き合える時は
積極的にさせるように促します。
・自分で食べることを楽しんできたら、順次、
スプーンやフォークを持たせるなど、できることを提案します。
《足底を接地して食べる》
・口の機能を安定させるには、足底を床(足台)に接地し、
体幹を安定させて食べるようにします。
《水分の飲み方》
・自分でコップを飲む練習を始めます。
・おちょこなどの飲み口が広く小さい器に慣れてきたら、
軽くて両手の取手がついたコップを選びます。
・こぼれてもよい環境で子供の自由にさせることは、
コップのいろいろな用途に使う学習のためにも役立ちます。
《ちっ息予防》
・急いで食べたり飲み込んだりして、食べ物をのどに詰まらせないように気をつけます。
・食事のときは一人にせず、大人がそばで見守ります。
~チェックリスト~
□よだれが多いですか?
・まずは、耳鼻科の受診を勧め、鼻炎などの治療の必要性がないか診てもらいます。
・離乳完了まで様子をみて、それでもスタイの数枚が全く減らない場合には、
水分のコップ飲みをしっかり行うようにしてみてもよいでしょう。
・唇を閉じる力が関係する場合もあるため、ヨーグルトなどを
介助下で捕食する際の口唇閉鎖の様子を見直してみるのもよいでしょう。
□上手くかめないですか?
・いわゆるそしゃくの完成は、乳歯列の完成後にある程度経験を経てからとなるため、
現在生えている歯で、そしゃくが可能な食形態を確認します。
□飲み込めないことがありますか?
・口の中の状況や、口腔機能の発達と食形態の不一致もあるため、確認します。
・バサバサしていて飲み込みにくいなど、食形態に無理がある場合もあります。
□吸い食べがありますか?
・離乳期であれば、その進行に合わせた食形態にします。
(離乳完了であれば、哺乳ビンの長期使用や、
夜間授乳が関係している可能性もあります。)
□食べ物の丸飲みがありますか?
・食形態によるものではないか確認します。
ごはんや麺類などは、大人でもかまない人が多いため、
月齢と歯の萌出状態をみて、つまらせないようであれば問題ありません。
・介助のときや本人が食べるときに、口の奥に食べ物が入ることがある場合には、
口の前方部に入るようにします。
・一口量が多すぎる場合にも丸飲みがみられることがあるため、注意します。
だんだん固形食になってくるとちっ息が心配になりますよね!🥺
実はペーストタイプでもちっ息はすると言われています。
しっかりお食事の時にお子様の状態を
確認しながら進めることがとても大切ですね!!
そして、食事中、絶対にお子様を一人にしないこと!!!
ちっ息の面からも大切ですが、
食事の時間がとても楽しいものだと、ご家族で食卓を囲むことで
認識していくことが大切になります!!🙆♀️
参考:乳幼児の口腔機能支援ハンドブック
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、
歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。
お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。
半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック
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