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どうして虫歯になるの? その①むし歯菌編

みなさんこんにちは。

半田市・半田口駅・住吉町駅の歯科医院(歯科・歯医者)

かなえ歯科矯正歯科クリニック、院長の久木田 亮です。

今日のタイトルはズバリ、

”どうして虫歯になるの??”

です!

日常臨床の中でよく、患者様からお困りの声をいただきます。

「また虫歯ができちゃったの…?」

「すぐ虫歯ができちゃう!虫歯ができやすいみたい…」

こんな風に悩んでいる方は結構多いのではないのでしょうか?

虫歯になってしまう原因というより、

虫歯をコントロールしている要因は大きく分けて4つに別れます。

 

①微生物(虫歯菌)

②食物、食生活

③唾液

④遺伝

 

上記の4つが虫歯をコントロールしている要因となります。

虫歯について悩んでいる皆さん、これから説明することをしっかり

読むことで、虫歯はコントロールすることはできます!

しっかり勉強しましょう!!

 

 

 

まずは①微生物(虫歯菌)についてです。

虫歯菌で有名なかのミュータンス連鎖球菌。TVコマーシャルなので聞いた事がある方も多いのではないでしょうか?

これは1967年に虫歯を誘発する菌であると発見されました。

ミュータンス菌は、高い酸産生能(歯を溶かす力)と耐酸性(自分は溶かされない)があり、歯へ付着する能力があります。

さらに、菌体外多糖(いわゆるプラーク、歯垢ですね)を作り出し、この中で、局所的に高濃度に酸を作り、歯を溶かします。

食事によって入ってきた糖を、効率よく酸に変換し、その酸の中で生活できるミュータンス菌が、虫歯を作る正体な訳です。

他に、同様に高い酸産生能、耐酸性をもつ菌にラクトバシラス菌があります。これは、ミュータンス菌よりもずっと高い酸産生能があるのがポイントです。しかし、通常口腔内の細菌の1%くらいしか存在しません。

これは虫歯によって空いた穴などに停滞し、虫歯をより早く進行させると言われているため、これも重要な菌です。

 

 

では、人はどこからこれらカリエス(虫歯)誘発性細菌に感染してしまうのでしょうか?

 

 

ミュータンス菌が口腔内で定着するには、繰り返し授受の機会があることが重要です。よく置きてしまうのは、親が口をつけたスプーンでそのまま赤ちゃんにベビーフードを与える、そんなことで細菌を伝播してしまう恐れがあります。

または、他人とのキスなどの接触も重要です。

さらに菌が定着するには、歯も必要です。

ミュータンス菌の定着に最も感受性が高いのは、1歳半から2歳半の間の子供です。この時期には、他の細菌が安定した生態系を確立していないためです。ミュータンス菌の伝播元は、最も多くの時間を過ごす通常、母親です。

またミュータンス菌とラクトバシラス菌は、高齢者に菌数が多く認められます。唾液中におけるこれらの酸産生細菌の割合は年齢と共に増加する、と言われています。

当然ながら、ミュータンス菌を多く持つ人が、他の人より多くの虫歯を持つ、と言われています。

 

 

 

以上、難しい話をしましたが、まとめましょう!

①虫歯に重要な菌は、ミュータンス菌とラクトバシラス菌

②虫歯菌は外から感染する。虫歯菌に感染しやすいのは、1歳半~2歳半。特に母親から感染しやすい。

③菌が多いほど虫歯になりやすい

今日のまとめはこの3点です!

結論としては結構シンプルでしたね笑

ただ、これは今後説明していくことのベースにもなりますのでよく覚えておきましょう!

 

 

 

当院では唾液検査を用いて、紹介したような菌の量を調べる仕組みを導入します。より具体的にみなさんのお口のを守れるように、様々な情報をご提供させていただきますので、是非お楽しみに!☆

では次回はその②食べ物について、です!

ご精読ありがとうございました。

 

 

 

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