みなさん、こんにちは😄
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!
日本人の死因で、
がんと心臓病についで多いのが、肺炎です。
なかでも高齢者の死因の上位を占めるのが誤嚥性肺炎です。
誤嚥性肺炎は、お口やのどにすむ細菌たちが
唾液や食べ物に混ざり、
知らないうちに気道に流れ込んで炎症を引き起こす病気です。
いろいろな細菌が混ざり合った唾液が気道に入り込むことは、
誰しもあることです。
しかし、元気な人であれば、
その唾液をむせて咳をすることで気道から出すことができます。
そして、そのまま細菌が気道に入り込んでしまった場合は、
肺胞にいるマクロファージ(貪食細胞)が瞬時にやっつけてくれます👍
しかし、感染に対する防御機能が低下してしまっている方は、
このむせて咳をすることや、
マクロファージの働きがとても弱いです。
特に、体力が衰えてしまっている方や、
免疫力が落ちてしまっている高齢者に多いです。
体力だけでなく、
口の周りの筋力の衰えも誤嚥性肺炎につながります。
飲み込みがうまくできないと
唾液や食べ物が気管に入り込みやすくなって
大量の細菌も肺に入ってしまいます。
誤嚥性肺炎の原因菌でよくあげられるのは
ジンジバリス菌です。
ジンジバリス菌は、免疫細胞の攻撃をすり抜ける
タンネレラ菌やトレポネーマ菌とタッグを組み、
重篤な肺炎を起こします。
そして厄介なことに、このタッグは退治しにくいのです。
●ジンジバリス菌
・酵素を出し、歯ぐきや歯を支える骨を破壊。
・のどを守る粘液を壊し、ウイルスを細菌感染へ。
・悪玉3兄弟のタッグで免疫細胞と抗生物質の攻撃をかいくぐる
歯周病菌の原因でもあるこの悪玉3兄弟は、
粘膜を傷めるタンパク質分解酵素を出しますが、
それだけでなく、増殖したウイルスが
細胞に感染するときに働くノイラミニーぜという酵素も出します。
これらの酵素は、
のどの細胞にあるレセプター(ウイルスが入り込む鍵穴)を
隠す粘液層を溶かして露出させるので、
ウイルスの細胞への侵入を容易にしてしまいます。
また、ジンジバリス菌をはじめとするお口の細菌と
インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスが混合感染すると、
肺炎のさらなる重症化を引き起こすことが明らかになっています。
まずは、この悪玉3兄弟に酵素をつくらせないために、
お口の中をきれいにしておくことがとても大切です!
日々のケアを大切にしましょう!🥰
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、
歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。
お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。
半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック
475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236
0569–25-0018