みなさん、こんにちは🤗
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!
みなさんの歯ぐきにはプツプツはありますか?
え?プツプツ?
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
歯ぐきは、歯の周りやあごの骨(歯槽骨)を
おおっているピンク色の部分で、歯科の専門家は「歯肉」と呼びます。
健康な歯ぐきには
スティップリングというみかんの皮のような
プツプツがあります。
これは、歯ぐきの繊維が歯槽骨にぎゅっとくっつき
引っ張られることでできる凹みです。
歯周病で炎症が起き繊維がぶよぶよに緩むと消えてしまいます。
このプツプツがみられる部分は
歯にピタリとくっついていて「付着歯肉」と言います。
歯から離れている部分は「遊離歯肉」と言います。
実は、この付着歯肉はとても重要な役割があります👍
●付着歯肉
付着歯肉にはスティップリングが見られることもあり、
頬の粘膜に近い方の歯ぐきよりもパリッとした張りがあります。
別名「角化歯肉」と言い、
表面は角化層でとても丈夫です!
硬い食べ物や歯ブラシと擦れても平気ですし、
ツルツルなので、プラークがついても自然と取れてしまいます。
・付着歯肉の働き
歯や歯槽骨を覆って、細菌が入り込まないように
守ってくれます。
・付着歯肉の弱点
局所的に炎症が起こりやすいです。
歯の隙間や歯との境目の段差にプラークがたまると、
細菌が歯ぐきに歯周病の炎症を起こしてしまいます。
炎症が起きると、
ピタリと歯根にくっついた付着歯肉が
ぶよぶよに腫れて歯根から離れ、遊離歯肉になります。
すると、歯根と遊離歯肉との隙間(歯周ポケット)が深くなり、
プラークがますます溜まりやすくなってしまいます。
張りのある健康な付着歯肉は、細菌の侵入を阻止する防波堤!
●奥歯は歯周病になりやすい!?
歯のすぐ横から頬粘膜が始まる奥歯は、
前歯に比べると、
付着歯肉が少ない分プラークへの防御機構が手薄です。
そのため歯周病が進行しやすいです!
(もちろん、奥歯なので歯ブラシが届きにくいことも関係します。)
●インプラントはどうなる?
インプラントも、
歯ぐきがぎゅっとしていないと
プラークが歯槽骨のほうに入り込んで
インプラント周囲炎が起きやすくなります。
インプラントの周囲は健康な歯の付着歯肉と構造が異なるので、
プラークコントロールはとても重要です。
歯磨きとフロス、定期的な歯石除去で守っていきましょう!🏥
半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、
歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。
お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。
半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック
475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236
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