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暑い時、スポーツドリンクを常飲してませんか?

みなさん、こんにちは😊

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!

 

まだまだ暑い日が続きますね。

暑いと、熱中症予防に

スポーツドリンクが手放せないというかたも多いのではないでしょうか?

しかし、

実はスポーツドリンクは、

糖と酸を含むので頻繁に摂取すると

歯や体に思わぬダメージを与えることがあります。

とくにお子さまは要注意です!!🥺

 

●イオン飲料

 スポーツドリンクは、イオン飲料の一種に分類されます。

 イオン飲料とは、

 ナトリウムやカリウム、マグネシウムなど、

 いわゆる『電解質』が入っている飲み物のことです。

 (例:乳幼児用イオン飲料、経口補水液)

 水に溶けた時、イオン化して電気を通す性質がある物質です。

 

人間の体液には、水分のほかに電解質が含まれています。

細胞内を流れる体液が正常に働くためには。

一定量の電解質が必要になります。

汗を多くかいたりして電解質が失われた場合、

電解質を補わないといけません。

そのために適した飲み物がイオン飲料です。

 

●スポーツドリンクの主な成分とその役割

・電解質

 塩化ナトリウム(食塩)、塩化カリウム、

 塩化マグネシウム、乳酸カルシウム など

 役割:電解質の補給

・水

 電解質により吸収効率がアップします。

 役割:水分の補給

・酸

 果汁、クエン酸、酸味料、アミノ酸、

 酸化防止剤(ビタミンC) など

 役割:味の調整・保存性の向上

・糖

 砂糖、果糖ぶどう糖液糖 など

 役割:エネルギーの補給

 

スポーツドリンクに含まれる成分のうち、

頻繁に飲んでいると問題になってくるのが、

糖と酸です。

実は、500mlのペットボトルの中には、

約30gの砂糖(角砂糖8個ほど)入っています!

世界保健機構(WHO)が推奨する1日の砂糖摂取量は25gなので、

ペットボトル1本で超えてしまいます。。。

これだけそとうが入っていても、

果汁や酸味料、クエン酸やビタミンCが入っているので、

甘みを感じにくいです。

また、冷たいもの自体、甘みを感じにくいです!

 

●歯へのダメージ

 ・糖:むし歯

 ・酸:酸蝕(飲食物の酸により歯が溶ける現象)

一気に飲むのではなく、

ペットボトルで細かく飲むとよりダメージを受けやすいです。

(糖や酸がお口の中にある時間が長くなる)

また、飲むとお口の中がべたつくので、

喉が渇いてさらに飲むことが多いです。

 

●体へのダメージ

・眠気

 糖の分解にビタミンB1が消費されることが関係します。

 倦怠感、食欲不振、手足のしびれ、足のむくみなどが起こります。

 重症化すると心不全を起こすこともあります。

・糖尿病

 体内のインスリンが糖を分解し切れなくなり、

 血糖値が高いままになると起こります。

 糖尿病になると、歯周病も悪化しやすくなります。

・ペットボトル症候群

 血糖値が急激に上がることで起こる急性の糖尿病です。

 糖のかわりに脂肪やタンパク質をエネルギーとして使うようになることで

 血中にケトン体が生じて血液が酸性に傾きます。

 重度になると意識障害を起こします。

・心への影響

 ビタミンB1の不足は、精神の不安定にもつながります。

・味覚への影響

 子どもの味覚形成期に、甘いものを与えすぎると、

 お茶や水を飲めなくなってしまうことも。

 

●スポーツドリンクとの賢い付き合いかた

・あくまで『スポーツ時のドリンク』

 運動などで激しく汗をかいて、

 体から流れ出た電解質を補給したり、

 速やかに水分やエネルギーを補給したい場合に飲みましょう。

・頻繁に飲まないといけないなら歯の健康に注意を!

 歯科医院で定期的に検診を受けましょう

 歯磨き剤のフッ素で歯の質を強化しておきましょう

 フロスで歯と歯の間を掃除しましょう

・日常生活では不要。

 ちょっと汗をかいた、ちょっと喉が渇いたときは、お茶やお水を

 お風呂の前や後、寝る前の水分補給もお茶やお水を

・飲んだあとはお口をすすぐ

 むし歯や酸蝕を予防するために、

 飲んだあとは水かお茶でお口をすすいで酸を薄めましょう。

 

暑くなる時期、上手にスポーツドリンクと付き合えるといいですね!🥤

 

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、

歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。

お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。

半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック

475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236

0569–25-0018

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