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痛みが出たら、神経の治療をすることに!?治療方法は?大切なことは?

みなさん、こんにちは🤗

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!

 

むし歯が痛くて

歯医者に行ったら、神経まで達していて

神経をとる治療が必要になった!

なんて経験はありますか?

実は、神経をとる治療、歯の根の治療(根管治療)は

とっても難しい治療なのです🦷

 

治療前

 エナメル質から象牙質までむし歯が広がり、

 細菌が神経にまで入り込みました。

 感染により神経に炎症が起き、

 根の先には膿が溜まっています。

~痛みの原因~

・神経が死ぬときの痛み

・膿があごの骨を圧迫する痛み

 (膿が膨らんでくると顎の骨の中で圧迫痛が生じる)

 痛みがあるなかで無理に治療を進めると、

 より悪化することがあるので、投薬などで痛みを抑えます。

 

感染部分の除去(根管内の掃除)

 エナメル質や、象牙質のむし歯の部分を削り取ったら、

 ファイルやリーマーという器具を根管に挿しこんで、

 少しずつ削り取っていきます。

 根管の中は目では見えないので、

 歯科医師は歯の解剖学的知識とレントゲン写真などを手掛かりに

 指先に全集中して治療を進めます。

 根管も人それぞれ違うので、とても難しい治療になります。

complete-recovery005_caption.png

 

洗浄と消毒(細かい汚れを洗い流す)

 細かい削りカスが出るので、

 注射器状の器具で、

 消毒薬を根管内に行き渡らせ、汚れを浮かします。

 根管ごとに4~5回行います。

 

仮詰め(治療をここでやめないで!)

 根管内を洗浄したら、すき間に消毒薬を詰めて『仮詰め』(仮封)します。

 (このステップを飛ばして、 

  次のステップである『根管充填』を行う場合もあります。)

 根管の形状が複雑だったり、根管の本数が多い場合は、

 治療が長時間にわたり、患者さんに体力的な負担がかかります。

 そのため、一度仮詰めをして、

 また次回、続きを行うことが多いです。

※大切なことは、ここで治療をやめないこと!!

 痛みがなくなったから、中断してしまうと

 あくまで仮の蓋なので、そこから再度感染し、

 もっと悪化してしまうことがあります!!

 

根管充填

 根管の内部を埋めます。

 根管内や側枝に取りきれず残った細菌を封じ込め、

 また新たに外から細菌が入ってくるのを防ぎます。

 埋めた後は仮歯が入ります。

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治療終了

 仮歯を外して本物の被せ物を入れたら治療終了です。

 仮歯はあくまでも仮歯なので、噛めるからといって

 治療を中断するのはやめましょう。

 耐久性も弱いので、より今ある歯をダメにしてしまうことがあります。

complete-recovery008_caption.png

~治療の成功率を上げるために!~

◎強い痛みが出たらすぐに受診を。

 神経が死んでしまうと強い痛みが出ます。

 しかし、2週間ぐらいたつと、痛みがなくなってしまいます。

 痛みがなくなったからよかった!ではなく、

 とてもまずい状態なのです。

 痛みが出たら歯科を受診しましょう。

◎仮詰め、仮歯の段階で中断しないで。

 どちらも応急的な処置にしかすぎません。

 劣化したり、外れてしまったりすると、

 また、歯の中に細菌が入り込んで感染を起こし、治療失敗となります。

 最後まで通うことが大切です。

◎治療した歯に無理はさせないで。

 神経のなくなった歯は、神経のある歯より、構造的に弱くなります。

 当然、歯の寿命も短くなります。

 大切に使ってあげてください!

 

歯科の治療で不安な場合は、

ぜひ治療前に先生やスタッフに尋ねてみてください!

どんな治療をするのか、等説明してくれると思います!🙆‍♀️

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、

歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。

お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。

半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック

475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236

0569–25-0018

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